地区社協の目的

●地区社協の目的

佐倉市内には14地区に「地区社会福祉協議会」が設置されており、地区の実情に合った地域福祉活動を推進しています。

地区社会福祉協議会は、身近な住民福祉活動の基盤として地域の生活課題(要援護者の福祉・教育・文化・防災・防犯・まちづくり等)に対応し、住民の支え合いによる住みよい地域づくりを進めています。

社会福祉の理念 地区社協の目的

社会福祉制度の大規模な改革

社会福祉法の改正わが国の社会福祉制度においては、増大・多様化する福祉ニーズに対応するため、社会福祉の共通の基盤となる制度について利用者の立場に立った大規模な改革(社会福祉基礎構造改革)が進められ、平成12年5月、「社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する法律」が成立しました。

その中で、社会福祉事業法は「社会福祉法」と改められ、 市・区社協が「地域福祉を推進するための団体」と明示されたことにより、地区社協は地域福祉保健活動の中心としてその力がより大きく求められるようになりました。

生活課題が多様化し制度や施策だけでは解決できない課題が多くある中、住民同士の助けあいである地域福祉保健活動に多くの期待が寄せられています。

ただ、時代は変化しても地域福祉の理念である
「誰もが安心して自分らしく暮らせる地域社会をみんなでつくりだす」ことに変わりはありません。「誰もが安心して自分らしく暮らせる地域」は、地区社協が目指している「一人ひとりの困りごとを解決できる地域」と重なります。

目的を達成するために
「ネットワーク組織である特徴を活かして困りごとを見つけ話し合い」「活動をとおして解決していく」ことを、佐倉市の14地区社協は目指しています。

●地域福祉とは何か?

地域福祉とは、それぞれの地域において人びとが安心して暮らせるよう、地域住民や公私の社会福祉関係者がお互いに協力して地域社会の福祉課題の解決に取り組む考え方です。

かつて福祉は、特定の人のためのもの、課題を抱えた人に対する事後的な救済を主たる目的とするイメージがありましたが、現在、社会的・経済的に困難な立場にある人々に対する支援を行いつつ、すべての人の人権の侵害や自立の阻害を生み出さない仕組みをつくり上げていくことが必要となっています。

そのためには、私たち佐倉市民を「一人の生活者」としてとらえ、誰もが自分らしくよりよく生きることができるよう、地域住民、ボランティア、NPO、社会福祉法人、社会福祉協議会、行政等が協力して、地域全体で日常生活上の不安の解消や福祉課題の解決を図ることが必要です。

そして、誰かの助けを必要とする人もそうでない人も同じ社会の一員として認めあい、自分の意思でさまざまな社会活動に参加できるような社会をつくりあげていく必要があります。

地域福祉とは、こうした社会づくりに向けて「地域の住民一人ひとりが主役となって、年齢、性別、国籍、障がいの有無等にかかわらず、誰もがよりよく生きることのできる住みよいまちづくりの活動を地域の実情に応じて計画的に連帯して進め、その成果を次の活動に活かすという不断の取組み」です。

●地域づくりを一緒に行う専門機関

困りごとの中には、一住民として関わるには責任が重いものや様々な専門機関と地域とが協力して取り組むべき課題があります。

そんな時に一緒に考え地域を支援する専門機関として佐倉市社協や地域ケアプラザ、佐倉市役所の存在があります。

地区社協の運営支援や様々な福祉活動を行う団体とともに市内の地域づくりを行う佐倉市社協、地域に密着して身近な地域支援を行う地域ケアプラザ、制度の運用や地域福祉計画の推進を中心としたまちづくりを行う佐倉市役所。それぞれの機能を活かしながら、専門機関自身も地域の一員として活動を行っています。

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